技術の進化に伴い、コンピューティングデバイスのデータ処理部品は、より使いやすく高速であることが重要視されています。このような背景から、低い電源電圧で動作する超高速RAMチップとして、第3世代のDDR SDRAMであるDDR3(Double Data Rate 3)SDRAMが標準化されました。
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DDR3 SDRAMの特長は?
DDR3 SDRAMは、電子機器に使用されるメモリの一種であり、車載用、産業用、テレビ用、STB用、ネットワーク用、BD-Player用など、さまざまな用途で使用されています。DDR3 SDRAMは、従来のDDR2 SDRAMよりも、高いクロック周波数で動作し、広い周波数帯域での動作を実現しています。
DDR3 SDRAMモジュールの消費電力について
DDR3 SDRAM のメモリユニットあたりの消費電力は低いものの、個々のチップやDIMM間の消費電力は、関連するコンピューティング アプリケーションの種類、実行中のバス速度、および動作電圧によって異なります。
DDR3 SDRAMの主な利点(DDR2との比較)
DDR3 SDRAMは、DDR2 SDRAMと比較して以下のような特長を持っています。
- DDR2 SDRAMの2倍のデータ転送速度で動作し、より広い帯域幅を実現
- データ出力のレイテンシーを低減
- 低い電源電圧で動作し、携帯機器のバッテリー駆動時間の延長など、さまざまな低消費電力化機能をサポート
DDR3 SDRAMに最適なアプリケーション
DDR3 SDRAMの低消費電力でかつ広帯域な仕様は、以下のようなアプリケーションに適しています。
- SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)
- プリンターのバッファメモリー
- 産業用コンピューティングプラットフォーム
- ネットワークシステム
- 電源装置
ウィンボンドは新しいアプリケーション向けに低容量帯のDDR3 SDRAMを提供します
ウィンボンドは、SDRAMの製造に定評のあるメーカーです。最大2133Mbpsの速度を達成する、最高品質の1Gビット~4GビットのDDR3 SDRAMを取り揃えており、AI機能を備えたエッジIoT機器等の新たなアプリケーションに適したメモリソリューションを提供します。
注:KGDに関連するリクエストについては、テクニカルサポートにお問い合わせください。